【京都・要予約の西芳寺(苔寺)】写経と美しい庭園で心を整える

苔寺写経と庭園
2023年8月西芳寺(苔寺)

以前から訪れてみたかった京都の世界文化遺産『西芳寺(苔寺)』。
参拝するには事前予約が必要なのは知っていたのでいつまでに予約をすればいいのか調べてみると、参拝日の前日までオンラインで予約が可能とのこと。幸運にも翌日11時からの予約枠に空きがあり旅行期間中に参拝することができました。

本堂での写経で心を落ち着かせてから廻る静かで厳かな境内と庭園。
一度は西芳寺(苔寺)を参拝してみたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

事前に参拝申込み

西芳寺(苔寺)は

参拝される方が、心静かに自分自身と向き合う時間をお過ごしいただけるよう、1977年より事前申込制による少人数参拝を実施しております。

西芳寺|苔寺HPより

との方針で、参拝するためには事前申込みが必要です。
申込み方法は

  • オンライン
  • 往復はがき

の2通り。

*2023年11月から苔寺参拝申込方法が変更されました。
そのためこの記事の参拝日である「2023/10/31以前」と「2023/11/1から」では申込方法や締切が異なります。
ここでは新しい予約方法を新たに追加で解説しています。(2023/12/24追記)

オンラインでの申込み

今回(2023年8月中旬)利用したのはオンライン予約。1泊2日の京都旅行の往路の新幹線の中で急遽予約することを思い立ち申込みました。前日でしたが幸運にも空きがあり参拝できることに。

オンラインでの申込み方法・受付期間

2023年11月から苔寺参拝申込方法が変更されました。
2023/11/1参拝からは会員制度が導入され会員枠と一般枠が別々に設定されています。

一般枠でのオンラインでの申込みは2か月前から前日の23:59まで(2023/11/1より変更)。
アカウント登録のみで予約できます。
登録したメールアドレスに送付される予約番号を受付に提示して入場します。
予約は西芳寺|苔寺ホームページから。

参拝時間・人数・参拝冥加料

2023年11月から苔寺参拝申込方法が変更されました。
2023/11/1参拝からは会員制度が導入され会員枠と一般枠が別々に設定されています。

予約できる参拝時間枠はお寺の行事などにより異なりますが、通常は、

  • 10:00開門、11:30閉門
  • 10:30開門、12:00閉門
  • 11:00開門、12:30閉門

の3枠です。
開門時間に遅れても入場できますが、指定の閉門時間には退出しなければなりません。

申込みできるのは1枠あたり2名(代表者1名と同伴者1名)まで。また、幼児を含む12歳以下の方の同伴はできません。(お子様の参拝日は年に数回別日に設定されています。)

予約カレンダーで希望日・時間を選び、アカウント登録へ進みます。
参拝冥加料は1名4,000円以上申込み時にクレジットカード決済します。(システム使用料が1人あたり税込110円かかります)

日時の変更はできません。変更したい場合は一旦キャンセルしてから再申込みします。その際キャンセル料がかかるので要注意です(4日前までは無料)。なお、システム利用料は返却されません。
キャンセル料の詳細は西芳寺ホームページでご確認ください。

往復はがき申込みとオンライン申込みの違い

2023年11月から苔寺参拝申込方法が変更されました。
2023/11/1参拝からは会員制度が導入され会員枠と一般枠が別々に設定されています。

往復はがきで申込む場合、参拝日が「10/31まで」は5名まで申込み可、参拝冥加料が3,000円以上とオンラインよりメリットもあったのですが、「2023/11/1から」申込み人数、参拝冥加料ともにオンラインと同じ2名まで、4,000円以上となります。
また、申込期間はオンラインが前日まで可能なのに対し往復はがきでは「2023/11/1から」2か月前~1か月前消印と締め切りが早く、参拝時間枠の指定はできません

当日は返信ハガキ(参拝証)と参拝冥加料を現金で持参します。

公共交通機関でのアクセス

公共交通機関の場合、阪急電車、京都バスで行くことができます。
ただ西芳寺(苔寺)は少し行きにくい場所にあるので、料金はかかりますがタクシーも選択肢の一つです。

阪急電車

行きは時間の読める阪急電車がおすすめ。今回は京都市営地下鉄四条駅と近接している阪急烏丸駅(特急停車駅)から桂駅(特急停車駅)へ。桂駅で阪急嵐山線に乗り換え松尾大社駅で下車。(阪急電車の所要時間は約15分・料金は240円)松尾大社駅からは徒歩約20分です。
徒歩20分はちょっと…という方には松尾大社駅前に京都バスのバス停があり、曜日・時間帯によって違いますが苔寺・すず虫寺行の京都バス(63・73・83系統)が約5~20分間隔に来ます。(バス料金は230円)

阪急電車
阪急烏丸駅
松尾大社駅
阪急松尾大社駅

京都バス

京都駅からは一時間に1~3本、京都バス73・83系統で嵐山・苔寺・すず虫寺行があります。(四条烏丸経由・所要時間約60分・料金230円)
三条京阪・四条河原町からは一時間に1~3本、63系統。(所要時間約60分・料金230円)
バスなので道路渋滞により所要時間は変わりますが、バス停からは両お寺へは徒歩約3分と近いです。

京都バス
京都バス「苔寺すず虫寺」バス停

京都市バス(29系統・四条烏丸→洛西バスターミナル行)にも「鈴虫寺・苔寺道」というバス停がありますがバス停から苔寺までは徒歩15分かかり最寄りまでは行きません。

西芳寺(苔寺)参拝順序

西芳寺の敷地を右手に見ながら川沿いの道を進みます。

苔寺総門
総門
西芳寺川
西芳寺川
苔寺受付入口
衆妙門

衆妙門で受付

開門時間に衆妙門入口受付で予約番号を提示し拝観料を納めます。(2023/11/01参拝よりオンライン申込は申し込み時にクレジットカード決済に変更。往復はがきでの申し込みは現金で納めます。)
ここで筆ペンと境内案内図をいただき境内へ。

苔寺衆妙門
衆妙門
西芳寺境内案内図

本堂で写経

まず本堂での写経に向かいます。
本堂には文机の席といす席があり、扇風機もまわっていました。

本堂で写経
本堂
本堂入り口
本堂入り口

説明書通りに写経をしながら心を落ち着かせます。集中すること約10分。写経はお寺に納めても持ち帰ってもかまいません。私は記念に持ち帰りました。(筆ペンはいただくことができます。)

写経
写経

境内散策

写経を終えたら境内を散策しながら庭園へ向かいます。境内にも竹林や苔が広がります。

苔寺境内
苔寺境内

苔の美しい西芳寺庭園

「百聞は一見に如かず」といいますが、視覚だけではなく聴覚、嗅覚、触覚でも感動できる境内・庭園でした。寺務員の方々の柔和で親切な対応も嬉しく感じました。

庭園入口
庭園への入口
苔寺庭園
西芳寺庭園石碑
湘南亭
岩倉具視が隠棲していた湘南亭
鎮守堂
鎮守堂
手前の島が朝日ヶ島・鎮守堂があるのが夕日ヶ島

休憩しながらゆっくり散策し、素晴らしい景色を堪能できました。
西芳寺(苔寺)の滞在時間は約60分。
参拝記念に出口で絵葉書をいただきました。

フォトカード
タイトルとURLをコピーしました