実家じまいをしたときに大きな仏壇から家具の上における小さな仏壇に替えた我が家。
大きな仏壇、上置きの小さな仏壇、どちらにもハーバリウムをお供えしていました。
普段毎日欠かさずお花を飾ることが難しい方にも仏花ハーバリウムはおすすめです!
ハーバリウムとはどんなもの?
ハーバリウムとは『植物標本』という意味で、プリザーブドフラワーやドライフラワーを専用オイルに漬けたものです。オイルを入れることで花材の浮遊感や透明感を感じられます。
初めてハーバリウムを作ったのは2018年6月。
いまでは当時の熱狂的ブームは収まりましたが、インテリアギフトの定番として人気です。
仏花ハーバリウムを作ってみよう!
生花のお供えのように、菊のプリザーブドフラワーなどをメインに白・赤・黄・紫・緑などの花材をあわせて作ります。メインの花は瓶の大きさに合わせて3または5輪と奇数にし、あとは葉ものや小花を使います。
今回、2019年8月のお盆に作った仏花ハーバリウムが色あせていたので新しく作ることにしました。
用意するもの
瓶とオイル
自宅用なので、300㎖円錐形ボトルの方をリサイクルして作ります。
よくお店で販売されているのは200㎖(22㎝)の円錐ボトルですが、今回はワンサイズ大きい高さ27㎝のボトルです。
瓶の中の古いオイルは新聞紙を入れた牛乳パックにしみ込ませて廃棄し、瓶は台所用洗剤で洗ってから煮沸消毒します。(私が使っている流動パラフィンは台所用洗剤で落ちますが、シリコンオイルを使用している場合は専用洗剤が必要です)
- 瓶(300㎖円錐形)
- オイル(*流動パラフィン380#)
*ミネラルオイルと表示されることもあり、数字は粘度を表します。70#のように数字が小さいほどさらさらして浮遊感が楽しめ、380#は比較的高粘度で花材を固定したいデザインに向いています。一番人気は350#で初心者の方でも扱いやすい粘度です。
道具・その他
- ピンセット(27cmくらい)
- ハサミ
- 竹串(ほんの少しだけ花材を動かしたいときにあると便利)
- タッセル(ダブルタッセル)
花材
- 花材(プリザーブドフラワー、ドライフラワーなど)
小菊(紫・ピンク)
ポンポンマム(白+ピンク)
ヘリクリサム(黄・赤紫)
など
作り方
花材の配置を考える
お供え花一対を左右対称で作ります。
一本だけで飾る場合は左右対称は気にしなくても大丈夫。瓶の横に出来上がりをイメージして、飾りたい花材を配置します。
この通りに入れることは難しいので、あくまで目安程度です。
一本目を作る
まず一本目。少しずつ花材を入れながら確認します。円錐瓶はガラスのつなぎ目があるので正面に来ないように気を付けます。茎のついたカスミソウで小菊やポンポンマムが落ちないように支えます。オイルを入れると花材が浮かぶことがあるので、カスミソウは花材を押さえる役目もします。
瓶が細くなってくるので茎のあるシャーリーポピー、ルスカスを入れ、最後に5輪めのヘリクリサムを正面を向くように入れます。
左右対称になるように二本目を作る
同様に2本目を作ります。1本目と並べて左右対称になるように入れていきます。
2本目もできたらオイルを瓶の背面に沿わせながら少しずつ入れていきます。
完成
オイルを入れるときに動いた花材を竹串で直します。
花材から空気の泡が出てくるのでしばらく待ってから蓋をして完成!!
タッセルまたはリボンなど、好きな飾りをつけてお供えします。