【新幹線予約アプリ比較】『スマートEX』と『えきねっと』の違い

新幹線予約アプリ

私が利用している新幹線予約アプリ、JR東海の『スマートEX』JR東日本の『えきねっと』
とても便利な新幹線予約アプリですが、両者には予約システムや予約ルールに違いがあります。
以前『スマートEX』と同じ予約ルールだと思い込んで『えきねっと』の事前予約を申込み、その違いに焦ったことがありました。
そこで知っておきたい両者の予約システムや予約ルールの違いについてまとめました。この違いを知っておけば、お得に、そして確実に新幹線の座席を確保することができます。

乗車日の1か月以上前にチケットを予約をするときの違い

通常、JR各社の新幹線指定席の予約ができるのは乗車日の1か月前の午前10時00分からです。
利用する列車が始発駅を発車する日の1か月前(前月の同じ日)の午前10時00分から、駅や主な旅行会社の窓口で一斉に発売されます。
それよりも一足早く予約手続きができる手段が『スマートEX』や『えきねっと』のような新幹線予約アプリです。

『スマートEX』と『えきねっと』、どちらにも1か月以上前から予約できる商品がありますが、両者には次のような決定的な違いがあります。

新幹線予約アプリ割引商品も通常より早く予約申込できるか通常より早く予約申込みすれば必ず座席が確保されるか
『スマートEX』一部の割引商品のみ予約できる空席表示が〇ならば必ず座席は確保される
『えきねっと』すべての割引商品『トクだ値』が予約できる空席表示が〇でも座席は確約されない

『スマートEX』は予約申し込みができた時点(アプリ画面で空席〇印)で座席が確保されるのに対し、『えきねっと』はアプリ画面が空席を表す〇印だったとしても、実際に手配を行うのは乗車日1か月前の10時00分からなので座席が確約されるわけではありません。

スマートEX

通常、JR券の指定席発売開始日は乗車日の1か月前の10時00分です。
『スマートEX』で通常より早く予約できるのは通常料金の1年前予約と予約後変更不可のお得なEX早特28ワイド。この2つの商品はアプリ画面で空席表示(〇印)であれば座席は確約されます。

2024/9/5に約60日後の2024/11/3乗車日の新幹線の空席を検索してみると、

スマートEXには乗車日1年前からのぞみ・ひかり・こだまの指定席の予約ができる一年前予約(座席数限定・通常価格)、乗車日の90日前(0:00)から28日前(23:30)までのぞみの座席を予約可能なEX早特28ワイド(座席数限定・割引価格・予約後変更不可)があります。

スマートEX予約画面

予約画面で座席が〇印の時(図の)、予約申込が完了した時点でお申込み人数分の座席は確保されます。
事前に申し込める座席数は数が限定されているので、予約画面に×がついていても(図の)、乗車日の1か月前の午前10時00分から残りの空席を申し込むことができます。

スマートEX予約画面

実際に2024/8/18乗車するチケットを2024/7/11/に予約をしました。(乗車日1か月以上前の予約)

予約申込が完了すると登録のメールアドレスにメールが届きます。座席が確定するまで(乗車日の1か月前まで)は、予約一覧に「列車・座席未確定」と表示されます。(図の)列車が未確定となるのは仮の運行計画から列車を選んでいるからです。運行計画の確定後、列車が変更する場合はがメールで連絡がきます。

スマートEXからのメール

事前に予約して確保された座席は乗車日の1か月前の8時00分以降に順次処理され、列車番号、発着時刻、座席番号を確定後、登録のメールアドレスに連絡がきます(図の)。乗車日1年前~1か月より前の発売では座席の指定はできません。
乗車日の1か月前の10時00分からシートマップにて座席変更することができます。(図の)

スマートEXからのメール

ただ残念ながらほかの早特商品(割引料金で乗車できる商品)は1か月前の10時00分からしか予約申込みができません。

えきねっと

通常、JR券の指定席発売開始日は乗車日の1か月前の10時00分ですが、『えきねっと事前受付』ではさらに1週間前(同曜日)の14時00分から乗車日1か月前の9時54分までの間、事前の申込みをすることができます。割引切符『トクだ値』も事前申込みできます。
ただ申込みはできても実際に手配を行うのは通常通り乗車日1か月前の10時00分からとなるため、アプリ画面で申込みができても座席が確約されたわけではありません。あくまで発売開始日に駅窓口などへ並ばなくても指定席を申込みできるというだけです。
*申込み内容にJR東海・JR四国・JR九州の区間が含まれている場合は、事前受付の対象外です。
『えきねっと事前受付』の結果はメールで届きます。ただ申込みが混み合っているとメールがかなり遅くなることがあり、繁忙期や『トクだ値』を購入したい場合はメールが遅いとヤキモキします。

先日「外れるなら自分で手配したほうが納得できる」と思い午前10時ジャストに自分で手配することに。結果、東京軽井沢間50%OFFの『トクだ値スペシャル』は満席(×)で取れず、30%OFFの『トクだ値』が残りわずか(△)のところで購入できました。
復路は10時ジャストの手配ですべての『トクだ値』が満席(×)。正規料金での購入となりました。

えきねっと予約確認メール

事前申込みをすれば50%OFFの『トクだ値スペシャル』がとれたかもしれませんが、もしダメだったときは30%OFFさらに10%OFFの『トクだ値』も取れない可能性はありました。『トクだ値』の座席数は公表されていませんが、空席が多数残っていたところを見るとかなり少ないのではないかと思われます。

同行者にチケットの予約情報を共有する方法の違い

グループ旅行・家族旅行では隣接した座席を取りたい場合、同行者のチケットをまとめて購入することがあります。
『スマートEX』(JR東海)と『えきねっと』(JR東日本)では、同行者に乗車する列車・座席を知らせる方法やサービスが少し違います。

新幹線予約アプリ予約時に同行者に知らせる方法当日駅で列車・座席を知る方法
『スマートEX』予約確認メールを自分で転送する新幹線改札機で「EXご利用票」を受け取り確認できる
『えきねっと』メール・LINEで共有できる送信ボタンがある新幹線改札内の「座席票発行機」で確認できる

スマートEX

スマートEXでは予約時に申し込み画面をスクリーンショットして送る、予約確認メールを転送する、などして同行者に知らせます。
当日、新幹線改札機を通るときにひとりずつの予約内容が記載された「EXご利用票」が出力されるので、この「EXご利用票」を見て同行者も自分の座席を確認できます。

えきねっと

えきねっとアプリで『申込内容一覧』からチケットを選択、『申込内容詳細』画面に進むと下のほうにメール、LINEでの送信ボタンがあります。
「LINEで送る」で同行者に送信すると図の右側のような内容が同行者のLINEに表示されます。

このライン共有は簡単便利ですが、同行者にどの座席が割り当てられたのかは表示されません。当日も
新幹線改札機を通るときに東海道新幹線の列車・座席が記載された「EXご利用票」のようなものも出てこないため、私は図の左側の申込内容詳細画面のスクリーンショットを同行者に送るようにしています。

先日、新幹線軽井沢駅改札内で『座席表発行機』を見つけました。

座席表発行機の手順
ICカードをかざす。
列車が表示されるので印刷ボタンを押す。
列車・座席のご案内が出てくる。

これで同行者も自分の座席を確認できますが、各駅の座席表発行機の場所はあまり知られていない気がします。

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