梅雨の6月は紫陽花の季節。日本各地には「あじさい寺」といわれるお寺が数多くありますが、ここ本土寺(千葉県松戸市平賀)は10種類以上5万株という桁違いの紫陽花が広い境内を彩ります。
今回本土寺を訪れた6月下旬には紫陽花のほかに菖蒲、青紅葉、竹林、蓮の花を楽しむことができました。
【電車で行く】本土寺までの経路
JR常磐線北小金駅で下車
本土寺へは電車で東京駅からは約50分、上野駅からは約40分の距離。最寄り駅はJR常磐線の松戸駅と柏駅の間に位置する北小金駅です。JR武蔵野線からは新松戸駅で乗り換えて1駅。
北小金駅南口にはビルが立ち並んでいますが、北口は懐かしい雰囲気の街並み。本土寺は北口側にあります。
本土寺の参道
北口の陸橋を降りみずほ銀行(陸橋の階段を降りると目の前)の角を右に曲がってまっすぐ進むと本土寺の参道に続きます。
参道の両側は立派な杉や松の並木道。並木道の入り口には「本土寺」「『長谷山」の寺標が建てられています。
参道脇にも紫陽花。
途中にある『黒門家』はお団子やお漬物がおいしいお店。無料休憩所もあります。帰りにお土産を購入予定。
仁王門
駅からゆっくり歩いて15分。「長谷山」の扁額を掲げた朱塗りの仁王門に到着。
仁王門をくぐると青紅葉と紫陽花のブルーが鮮やかです。
【あじさい寺】本土寺の境内を散策
参拝受付
本土寺は日蓮宗の寺院。紫陽花・菖蒲の時期は「参拝の有料期間」となるため受付で参拝券(大人500円)を購入します。開門時間はAM9:00~PM4:30(最終入場M4:00)です。
門を入るとすぐ色とりどりの紫陽花。
鐘楼と五重塔
進路左側には鐘楼と五重塔。紫陽花がその周りを彩っています。
梵鐘は1278年の鋳造銘があり国重要文化財に指定されています。
五重塔の階段下横にはバケツで栽培されている蓮の花が綺麗に咲いていました。
蓮の花は境内の弁天池で見ることができます。
本堂
入口からまっすぐ進み本堂へ。
本堂への階段脇にはブルーの紫陽花。
菖蒲池に続く小径~竹林
本堂でお参り後、順路に従い菖蒲池方面に進みます。
紫陽花と青紅葉の小径を歩きます。今から紅葉の時期も楽しみです。
竹林の脇の道を下っていくと菖蒲池が見えてきます。
菖蒲池と紫陽花
6月下旬で菖蒲の最盛期は終わっていましたが、まだ綺麗な花も残っています。
菖蒲池の周りにはベンチがあり、池の中心でも写真を撮ったり休憩したりできます。
菖蒲池の周りには色とりどりの紫陽花が咲いています。
菖蒲池周りの一角に白紫陽花が群生しています。
像師堂~稲荷堂~弁天池~瑞鳳門
稲荷堂のとなりにはお願い地蔵。お願い事を小さなお地蔵様にこめてお納めします。
弁天池には蓮の花が咲いています。
弁天池の手前には藤棚。池の奥には銭洗弁天様が鎮座されています。
瑞鳳門をくぐると紫陽花ロードが広がります。
瑞鳳門から紫陽花の小径へ
ここ一帯には色とりどりの紫陽花がたくさん咲いています。
ここでちょうど境内一周です。
本土寺参道で楽しむお土産とランチ
『黒門家』の枝豆まんじゅう
本土寺参道の途中にあった『黒門家』でお土産に『枝豆まんじゅう』(4個入り500円)を買いました。焼きたても売っていて美味しそうでしたが、ランチ前だったので持ち帰りにしました。餡の中にも枝豆がいっぱい。
松戸市は県内でも有数の枝豆生産地です。
ランチは『食彩花菖蒲』にて
ランチは参道そばの『食彩花菖蒲』で。少し順番待ちをしましたが、2階のお座敷でゆっくりてんぷら御膳をいただきました。
敷地内に綺麗な紫陽花が咲いていました。