休日に我が家でたまに登場する夕食メニュー。
しっかり炒った小麦粉から作るビーフシチューは炒り粉の香ばしさがアクセント。スパイスとしてクローブを加えれば、独特の甘くさわやかな香りが漂います。
市販のルーで作るのとは一味違うビーフシチューのレシピです。
炒り粉から作るビーフシチューレシピ
本格的なビーフシチューを作ってみたい方、ぜひこのレシピを試してみてください。
バターを使わないのでしつこさはありません。(バター好きな方は使ってくださいね)
大量に作って食べきれなければ冷凍保存しましょう。
材料(10食分)
材料はすべてスーパーマーケットで揃えられるものばかりです。
主材料
牛脂 4個
サービスの牛脂があればもらっておきましょう。
調味料類
そのほかの調味料
小麦粉 大さじ6
ウスターソース 大さじ2
塩 小さじ1
こしょう 少々
サラダ油
作り方
- 小麦粉を炒める
- 玉ねぎを炒める
- 牛肉を炒める
- 材料を煮込む
- じゃがいもを加えてさらに煮込む
- 小麦粉を振り入れてさらに煮込む
- できあがり
小麦粉を炒める 30分
小麦粉大さじ6杯をフライパンに入れ、油なしで弱火でゆっくりとかき混ぜながら炒めます。
小麦粉を乾煎りするとフライパンのテフロン加工が痛む可能性があり、我が家では古くなったフライパンを乾煎り専用にしています。
約30分炒めると写真のように小麦粉がしっかり色づきます。これで炒り粉の完成です。
炒り粉をバターと混ぜてルーを作るレシピもありますが、「だま」になってしまうことがあるので、我が家は粉のままいったんお皿にひろげて冷ましておきます。
玉ねぎを炒める 15分
同じフライパンに牛脂2個とサラダオイル大さじ1杯を入れ、弱火~中火で玉ねぎが透き通るまで炒めます。
多少なら焦げても大丈夫。約15分炒めると写真のようになりました。煮込む鍋に移します。
牛肉を炒める
同じフライパンに牛脂2個とサラダ油大さじ1杯を入れ、強火で牛肉を炒めます。表面に色がつけばOKです。
ここで「炒った小麦粉を振り入れて牛肉と絡める」というレシピもありますが、小麦粉が焦げてしまい苦いビーフシチューになった経験があるので、我が家ではしなくなりました。
材料を煮込む 60分
玉ねぎ、牛肉、にんじん、しめじを鍋に入れ、ここに、赤ワイン400cc、トマト缶1缶、コンソメ6個、ローリエ(ローレル)4枚、クローブ5個を入れ、最後に材料がひたひたになるくらいまで(今回は1200㏄ほど)水を入れます。
*この鍋の大きさ(内側)は直径26㎝×高さ15㎝です
赤ワインは安いもので十分ですが、なるべく濃くて渋みのあるものを選びましょう。トマト缶はホールでもカットでもOK。
クローブは少量ならさわやかですが、入れすぎると漢方薬のような香りになるので注意しましょう。
沸騰するまでは強火で、そのあと弱火~中火で約60分煮込みます。
じゃがいもを加えてさらに煮込む 20分
60分間くらい煮込み写真のようになったら、じゃがいもを入れます。じゃがいもにもよりますが、竹串(つまようじ)がスッと通るようになるまで20分ほど弱火~中火で煮込みます。
ウスターソース大さじ2杯、塩小さじ1杯、ニンニクを隠し味に使い、こしょう少々で味を整えます。
小麦粉を振り入れてさらに煮込む 10~15分
火を弱火にし、炒めた小麦粉をふるいにかけながら少しづつ入れ、かき混ぜながら溶かしていきます。
シチューがなべ底で焦げつかないように、とろみがつくまでゆっくりかき混ぜながらさらに10~15分煮込んでいきます。
できあがり
最後に茹でたブロッコリーを入れて出来上がりです。
ブロッコリーは煮込むと色が変わってしまうので、今日食べる分だけを入れるようにしましょう。ブロッコリーはあくまでいろどりなので、インゲン、ほうれん草でもOKです。
小麦粉を炒めるのは…
小麦粉を炒めるのは手間がかかりそう…と思われがちですが、このレシピだと小麦粉が「だま」になってしまったり、焦げたりして失敗する心配はほとんどありません。
時間はかかりますが、料理手順は切る、炒める、煮込む、と単純です。
この休みの日に作ったビーフシチュー、3食×2日分は我が家の夕食で、2食分は両親宅へ、残りは冷凍したのち、我が家の朝食や昼食で完食しました。ただ、じゃがいもだけはあまり冷凍に適してないので(解凍するとスカスカになる)、冷凍する前に食べきっています。
炒り粉から作ったこのビーフシチューはあっさりしているので、続けて食べても美味しくいただくことができます。
このレシピに興味を持ってくださった方、ぜひ一度試してみてください。