京浜工業地帯の夜景を船から見学するツアー『工場夜景ジャングルクルーズ』。
2階にも屋根がある豪華なクルーズ船なので雨でも大丈夫!最小催行人数1名なので航行中止の心配もなし。(悪天候による中止はあります。)
3月上旬の小雨の日曜日。その日の乗客は定員(70名)の半数以下でゆったりと着席。(座席は自由)
ビューポイントでは2階の場所を移動しながら工場夜景を撮影でき、寒くなれば1階で温まるという贅沢な90分クルーズを楽しみました。
工場夜景クルーズを予約する方法
おすすめの工場夜景クルーズは?選ぶ基準を解説
「工場夜景クルーズに行きたい」と思って検索すると本当にたくさんのツアーが出てきます。
「どれにしよう?」と調べていくと各クルーズにはいろいろ特色があることがわかり、まずは自分にとっての優先事項をあげてみることに。
- 出航地
今回は『京浜工業地帯(横浜・川崎)の工場夜景クルーズ』に決めていたので、「出航地は横浜」で探しました。横浜といってもツアー会社によって出航地はさまざま。(大さん橋ふ頭、ピア象の鼻、山下公園桟橋など。)どこを選んでも、そのほとんどは交通の便がよさそうでした。 - 1名でも出発保証
まだ夜の寒い2月や3月上旬、『最小催行人数に届かなくてキャンセル』になる可能性もふまえ1名から出発保証しているツアーを選びました。 - 日程
冬の方が夜景が綺麗かな、と2月中か遅くても3月上旬の平日に行きたいと探しましたが、ほとんどのツアーは週末のみ。どのツアーも土曜日の予約数が多く混みそうだったので、日曜日で探しました。 - 雨でも安心(寒さにも対応)
予約した日が好天とは限らないので、できれば雨や寒さをしのげる船が希望。
数あるクルーズの中から『工場夜景ジャングルクルーズ』に決定!!
いくつかあるクルーズから選んだのは『工場夜景ジャングルクルーズ』。
- 出航地はピア赤レンガ桟橋。みなとみらい線馬車道駅から徒歩約10分。
- 1名でも出発。
- 3月の日曜日で予約枠あり。
- 船は豪華なクルーザー。
1階は窓ありトイレ付(暖かい)。
2階は屋根付きオープンデッキ。窓がないので寒いけれど写真は綺麗に撮れる。屋根があるので雨も大丈夫。
と、希望通りのクルーズが見つかりました。
『工場夜景ジャングルクルーズ』公式サイト(https://www.reservedcruise.com/yokohama-cruise/fact/) からネット予約(クレジットカード決済)します。
大人 :6,000円 / 小人(3歳以上12歳未満) : 3,800円 (2023年4月に料金改定)
幼児(0~2歳): 大人1名につき1名無料、2名以上は小人料金が発生致します。
3・4月は18時出航、満席でなければ当日券は出航30分前から発売されます。
船が到着していれば早めに乗船できるので、17時半前にはピア赤レンガ桟橋に着くようにします。座席は自由なので早めの乗船がおすすめ。(11・12・1月は17時、2・10月は17時半、3・9月は18時、5・8月は18時半、6・7月は19時出航です。)
【工場夜景ジャングルクルーズ当日】出航地・ピア赤レンガ桟橋へ向かう
みなとみらい線・馬車道駅で下車
みなとみらい線横浜駅から3駅、馬車道駅は駅の壁全体に本物のレンガが使用されている素敵な駅です。ここで下車し、6番出口から地上に出ます。
地上に出るとみなとみらい地区の高層ビル、観覧車、YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアーキャビン)が見えます。しばらく歩くと近未来的な円形歩道橋「サークルウォーク」、エスカレーターもついています。
横浜ハンマーヘッド新港ふ頭ターミナル方向に歩く
サークルウォークをまっすぐ進むと、交差点右手角に「Marin & Walk Yokohama」。ショッピングや海を眺めながら食事ができるオープンモール、犬連れでもリードを付けて散歩することができます。
つきあたりには横浜ハンマーヘッド新港ふ頭ターミナル(客船ターミナル・ホテル・商業施設の複合施設)。ちょうど停泊しているのは海上バス「シーバス」(京急デザイン)です。
赤レンガ倉庫でショッピング&散策
少し歩いて赤レンガ倉庫へ。ショッピング、レストラン、イベントなどが楽しめる歴史的建造物です。出航時間までの1時間、レトロな建物と空間を楽しみました。
【工場夜景ジャングルクルーズ当日】いざ豪華クルーズ船で出航!
17時半前になったのでクルーズ船出航地『ピア赤レンガ桟橋』に向かいます。
豪華クルーズ船に乗船
工場夜景クルーズで乗船するクルーザー、流線型の船体と青いLEDライトがおしゃれ。もう乗船できるそうです。
乗客はまだ数名。1階は暖房が効いていて暖かく、ソファー席もあります。お手洗いも綺麗。2階はオープンで寒そうですが、景色のよく見える外側席に座りました。
ピア赤レンガ桟橋から出航
小雨の降る中、18時に出航。ライトアップされた赤レンガ倉庫やみなとみらいから離れていきます。全員が2階の外側に座れるほどの人数で、ゆっくりできそうです。
工場地帯の夜景を満喫
思ったよりも早いスピードでの航行。結構寒いですが、ビューポイントの写真を撮るため2階席で頑張ります。
スタッフさんおすすめは⑩東亜石油 京浜製油所、⑭昭和電工とのこと。(聞き逃しがあったかも)
進行方向右側に鶴見つばさ橋が見えてきます。その先に見えるオレンジの明るい光が工場地帯。
京浜運河(進行方向)右側の扇島の角に 扇島パワーステーション。3本の煙突が目印。この辺りまで横浜市。
同じく扇島にあるJFEスチール東日本製鉄所のガスホルダーです。製造過程で発生する副生ガスを一時的に貯めたりするそうです。
東扇島にある東亜石油東扇島オイルターミナル。
海に浮かんでいるように見えます。ここはもう川崎市です。
細い運河に入るとスピードが遅くなるので絶好の撮影チャンスです。
スタッフさんがガイドをしてくれましたがエンジン音が大きくて聞き逃してしまい…、後で写真とその名称を合わせるのが大変でした。
塩浜運河沿いにスタッフさんおすすめの一つ東亜石油 京浜製油所のライトアップ。色彩がカラフルで華やかです。
2つのタワーが目印の 川崎天然ガス発電。クールなブルーとホワイトのライトアップが目立ちます。
どの工場のライトアップか不明ですが、場所は三井埠頭です。ぼんやりした明るさの中でくの字のライトアップが映えます。
田辺運河沿いのJR東日本川崎火力発電所。JRの文字が新しい新1号機棟は少し控えめなライトアップです。
スタッフさんおすすめの昭和電工。左側に巨大なプラントが見えてきます。(近影は撮っていませんでした。)
こちらも昭和電工。煙もたくさん出ていて工場らしさが際立ちます。
あいにくの曇り時々小雨でしたが、スタッフさんによると「雲に明かりが反射してなかなか風情のある夜景になる」のだとか・・・。確かに自分でもいい映像が撮れたかな~と思います。
雨の横浜市街地の夜景
途中、あまりの寒さに1階で暖をとりましたが(見逃した夜景があったかも)、港が近づいてきたので再びデッキへ。
19時半無事帰港し、工場夜景ジャングルクルーズは終了しました。